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浜っ子道場79「銀行」

横浜に初めて誕生した銀行は、1859年の横浜開港による貿易に伴うものでした。
外国との貿易の決済には、外国の銀行の仲介が必要で、日本の商人が、
不利な事も多くあり、そこで、外国商人主導の貿易金融取引改善のため、
1880(明治13)年に、「横浜正金銀行」が設立されました。
その後、政府の保護を受け、外国貿易関係業務を専門とする特殊金融機関として、
「世界三大為替銀行」の一つに数えられるまでに発展。
戦後のGHQの指令でいったん閉鎖された後、1947(昭和22)年からは、
東京銀行として再出発。現在は数々の合併により、「三菱東京UFJ銀行」となっています。

この銀行であった建物が、1904年(明治37)建築の神奈川県立歴史博物館。
青銅のドームが、関東大震災の際に焼失したものの、昭和41年(1966)に復元され、
翌年に博物館として開館しました。設計は、赤レンガ倉庫を手掛けた妻木頼黄と
日本初の鉄筋コンクリート建築である三井物産ビルを手掛けた遠藤於菟。
1995年(平成7)には、明治以降の建築物としては初めての、史跡に指定されています。

そして横浜で銀行と言えば、日本最大の地銀「はまぎん」ですが、
横浜正金銀行とはまったく別のもので、こちらは、1920年に 横浜興信銀行として設立。
旧横浜銀行別館の建物は、みなとみらい線、馬車道駅の上にあり、
2004年に横浜アイランドタワーの一部の「BankArt1929」となって、
アートギャラリーとして使用されています。
これはもともと1929年(昭和4)に建設された当時、
旧第一銀行横浜支店として使われていた建物が、
1980年(昭和55)から、横浜銀行本店別館として使用されていたものです。
銀行の地下にあたる馬車道駅構内には、横浜銀行旧本店のレリーフや、
昔の金庫の扉などが展示してあります。

現在のみなとみらいにある横浜銀行本店は、
1993年に建てられた、女性行員さんのデザインによるもので、
見る場所によって、ビルが、2つにも3つにも見えるというユニークなデザイン。
高さ152mの日本初の銀行高層ビルで、本店ビルとしては日本一の高さを誇ります。

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