浜っ子道場87「ベロタクシー」

休日の横浜。車も人も道路にあふれています。
そこで、通りかかったベロタクシーに乗車してみました。
ベロタクシーは、ゆっくりと進み景色を楽しむことができて、
また、車が渋滞している道は、歩道を走ってスイスイ追いこし、快適な乗り物。
ただ、まだ珍しさもあって注目度が高く、かなり視線が向けられるので、
ちょっと恥ずかしいですが、優越感を感じられる乗り物です。
ベロタクシーのベロ‘VELO‘とはラテン語で自転車のことで、
1997年にドイツ・ベルリンで誕生。「自転車のタクシー」です。
全国に広まりつつあり、横浜では2007年の3月21日に走行を開始!
使用されているベロタクシーは、ドイツ製で、前に運転席、後ろは2人乗り。
乗り降りしやすく、風の抵抗を受けにくい、前方が切り抜かれたような形をしています。
車体は、全てリサイクル可能なポリエチレンと鉄できていて、とってもエコな乗り物。
もちろん、燃料を使わないので環境に優しい乗り物です。
乗りながらベロタクシーのドライバーさんに、色々と質問をしてしまいました。
利用される方は、やはり、遠くからの観光のお客さんが多いとか。
最近では、乗用車のタクシーよりも安いので、「病院までお願い」という
お年寄りもいらしゃるのだそうです。さらには引っ越し途中の荷物運びに使われた方も
いらっしゃったとか。徐々に市民の足としても浸透してきているようですね。
車体の重さは150kg。人を乗せて走る自転車ですから、さらに重いのですが、
一応、電動アシストがついているのだそうです。ただ40分で切れてしまうので、
ドライバーさんの体力勝負ですね。運行範囲は横浜駅東口のベイクウォーターから
元町の辺りまで。わりと平坦な地域ですが、実際に乗ってみると
ゆるい坂道が続いていたりして、ちょっと大変そうです。
「山手になんて上がれないですよね」といったら、「普通は上がらないけど、
テレビの取材でお願いされてあがったことがある」のだそうです。流石です。
ドライバーさんは女性の方もいらっしゃるし、現在の最高齢のドライバーさんは
なんと64才!自転車が好きでお仕事をされている方が多く、
18歳以上で、原付自転車以上の免許を持ち、ベロタクシーの教習をうければ、
ベロタクシードライバーになれるのだそうです。
運転をしながら、随所に観光案内もしてくれて、たくさんお話をきかせて下さいました。
新しい交通システムで、ラッピングされた車体の抜群の広告効果、環境にやさしく、
都市のバリアフリー化に一役買い、雇用も促進されている。
様々なメリットがある優れもののベロタクシー。
現在、予約制の夜景コースも運行しているそうなので、デートにも使えるかも。
やさしい乗り物はますます活躍しそうです。
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