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浜っ子道場110「金港」

首都高道路を走っていると、横浜駅西口近くに「金港JCT」があります。
他にも、会社やお店の名前として「金港」という言葉がよく使われています。
この金港とは、どんなものをさすのでしょうか。

神奈川区には、その名もという「金港町」という地名があります。
これは昭和19年に、林町と高島通が合併して生まれた町ですが、
「金港」とは「金川(神奈川)の港」と同時に、
「錦の港」を意味するそうで、横浜港のことを指す言葉です。

又、貿易で「金の成る港」と称されたから、ともいわれています。
生糸貿易で財をなしてきた横浜商人は、たくさんいますが、あの「原三渓」も
岐阜県出身だったということで、横浜生まれというわけではありません。
生糸貿易にかぎらず、横浜で人力車屋や写真館をやるなどの
様々な事業を展開した下岡蓮杖は、伊豆の下田生まれ。
皆、一獲千金を夢見て横浜を目指し、
そして成功をおさめていった人達なのです。

さらにもう一説。
横浜の水は、芳醇で美味であると同時に、
赤道を越えても腐敗しないということから、外国船から珍重され
「黄金の水(ゴールデンウォーター)」と呼ばれました。
山手のジュラールの水屋敷のわき水も、外国船の水として使われ、
現在横浜の水源になっている、山梨県道志村の水は、
「はまっこどうし」という名前のミネラルウォータにもなっていて、
その水質のよさがうかがえますが、その近くの神奈川県内、
愛川の半原の水は、やはり、腐りにくいということで、
日本の海軍にも使用されていました。
このように、美味しいお水に恵まれている横浜は、
金港(ゴールデンポート)と呼ばれるようになりました。
それに対して、横浜の比較対象としてよく名があげられる
神戸港も六甲山からの良質の水を供給できたので、
金水に対して「銀水(シルバーウォーター)」と呼ばれ、
神戸港は「銀港(シルバーポート)」と呼ばれるようになったのだそうですよ。

横浜が金港と呼ばれるようになったには、様々な理由がありますが、
どれも納得のお話ではないでしょうか。

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