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浜っ子道場117「田谷の洞窟」

横浜にも洞窟があるのをご存知でしょうか。
場所は栄区田谷町。鎌倉市境に近い場所にあります。
その名も「田谷の洞窟」。
正式には「田谷山瑜伽(ゆが)洞」といい、
田谷山定泉寺というお寺の奥にあります。
定泉寺は天文元年(1532)隆継法師が、
ここにあった弘法大師開基の寺を中興し、
関東唯一の真言密教の大修行道場として
受け継がれていったという場所で、
瑜伽洞は真言密教の修行窟だったそうですが、
歴史はそれよりも古く、その原型は古墳跡だったとも、
横穴式住居の跡だったとも言われています。

又、鎌倉武将である朝比奈三郎義秀が弁才天を祀り、
建暦3年(1213)の和田合戦で、義秀がこの洞窟から
落ち延びていったという伝説があります。
また鎌倉幕府滅亡の際にも、
落武者が逃れたともいわれています。
江戸・明治時代とこの洞窟が閉ざされたこともあり、
昭和2年(1927)に洞窟が一般に公開され、
現在に至っています。

洞窟の長さは1km程で、温度は常時16~17度、
湿度80~90%。奥にわき水が沸き、音無川が流れています。
そして洞窟の内側には、修行僧の手で刻まれたという
数百体の仏像や仏画があり、
洞内は、再び同じ道を通りないように設計され、
これは仏教の教えに通じるものなのだそうです。
この洞窟は、お寺のものなので、
拝観料を納めて入ることができます。
中は、電気がついているところもあるのですが、
暗いところも多いので、
蝋燭に火を灯して入るのが、また雰囲気があっていいですよ。

そしてお寺の隣には、「大船ラドン温泉」もあるので、
横浜市内で、ちょっと旅気分が味わえそうです。

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