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浜っ子道場131「横浜三井物産ビル」

横浜は、関東大震災や、横浜大空襲などで多くの建物が失われています。
そんな中でも、現在も現役で活躍している建物がいくつか残されています。
日本大通に残る歴史的建造物「三井物産横浜支店」、
現在の「横浜三井物産ビル」は、明治44年に完成。
一つの建物に見えますが、左側が1号ビルで、
右側は、昭和2年に増築された2号ビルとなっています。

設計者したのは、鉄筋コンクリート建築の先駆者である
建築家の遠藤於菟(えんどうおと)。
遠藤於菟は、旧帝国大学造家学科卒業後、官庁建築家の妻木頼黄の元で、
明治37年に横浜正金銀行本店、現在の神奈川県立歴史博物館の建設に
現場監督として携わったのち、明治38年に独立し、
横浜の旧南太田の自宅に設計事務所を開設。横浜を拠点として、
モダンなスタイルを得意とする建築家として活躍しました。
そしてその最盛期の作品といえるのが、三井物産横浜支店です。
そして、晩年の大正15年には、現在取り壊しがされている、
旧横浜生糸検査所を完成させるなど、
横浜の代表的な歴史的建造物に関わりの深く、
その名を欠かすことができない建築家です。

この三井物産横浜支店のビルは、
日本最初の本格的な鉄筋コンクリートオフィス。
その当時の新しい技術である鉄筋コンクリートを取り入れる事によって
関東大震災でレンガづくりの建物が倒壊する中、それを耐えた建築物です。
何度か番組でも紹介していますが、手動扉のエレベーターも動いていたり、
店舗、オフィスも入っていたりして、現役で活躍中です。

横浜年発展記念館では、遠藤家より寄贈された資料、
建築図面156点をはじめ、設計した建築の工事写真や竣工写真を収めた写真帖、
建築関係の旧蔵図書などを所蔵。一部公開されています。
三井物産横浜支店については、設計図面だけではなく契約書・仕様書など
文書類もあり、鉄筋コンクリートという新しい技術が導入された
当時の建設事情の詳細を知ることができるのだそうですよ

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