浜っ子道場137「Rocco・サトシ」
秋の横浜の恒例イベント「横濱ジャズプロムナード」のポスターのデザイン。
横浜市内では、どこかでみかけたことのあるような色使いでしょう。
デザインを手がけているのはROCCO・サトシさん。
1970年代後半、桜木町東横線高架下で壁画を描き始め、
現在では、ウォールペイントの創始者として知られている横浜のアーティストです。
1989年に行われた「横浜博覧会」で、最大級のパビリオンをペイントする他、
みなとみらいや、ポートサイド地区などに作品を提供。
1995年には、ロコさんのペイント車両の市営バスが走り、
本牧ジャズ祭りのライブペインティングや、ジャズプロムナードのステージアートなど、
横浜でのジャズライブイベントにも欠かせない存在となっています。
私は、かつて山下にあったバンドホテルにもロコさんの絵が描かれていたことが
印象に残っています。現在は、世界規模での活躍をし、
ボブ・マレー生誕50周年記念コンサートでは、平和賞受賞され、
1999年には、横浜市文化賞奨励賞 芸術部門賞を受賞されています。
ロコさんの作品が話題となり、そしてその後、横浜のストリートアートの拠点となった
横浜から桜木町駅間の東横線跡地。横浜市では、高架下に連なる約1kmの巨大壁面を、
合法的な壁画キャンパスとして開放する実験事業「桜木町ON THE WALL」を
2007年2月から3月にかけて開催しました。そして今年、横浜市は、
廃線となった線路部分は、自転車も通れる遊歩道にし、
高架下には文化芸術をテーマにした壁画や、個性ある店舗・ギャラリー・アトリエなど、
芸術文化施設を設置することなどの活用方針を発表しました。
ロコさんが高架下に絵を描いたのは、自分が暮らしている印して、描いただけ。
勝手に公共物に描いていたので、はじめに横浜市から呼び出しを受けた時は、
怒られるんだろうなと思ったのだそうです。
ところが、予想外なころに、仕事の依頼を受け、その後、横浜博覧会などで
活躍することになりました。
ロコさんは、幼い頃から絵を描き続けていたそうですが、
子供の頃から写実的な絵を描いていたので、子供らしい絵を描いた子の方が
先生には、評価されたり、夏休みの宿題で緻密な作品を作ったら
「大人に頼んだだろう」といわれてしまったり。
子供の頃はなかなか評価してもらえなかったのだそうです。
まるで子供の頃に出たのど自慢で、子供らしくないという理由で落とされたという
美空ひばりのようですね。
そして現在は、日ノ出町駅前に子供から大人まで、造形、絵画などを学べる
「アートランド」を構え、子供向けのワークショップや、絵本の執筆もされています。
自由に表現する絵の楽しさを伝える活動もされています。
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