浜っ子道場171「リヨン」
6月はフランス月間です。
そして今年は、横浜が、フランスのリヨン市と
姉妹都市提携を結んで、50周年を迎えます。
リヨンは、フランス第2の都市。
15世紀から絹織物産業の町としても発展していましたが、
1860年代にヨーロッパで蚕の病気が流行し、リヨンの絹織物産業が
大きな打撃を受けると、病気に強い日本の蚕と生糸を輸入するようになり、
それから、リヨンと横浜との交易が、活発に行われるようになっていきました。
また、お雇い外国人として、群馬にある官営富岡製糸場の建設を担当した
ポール・ブリューナも、リヨンの生糸問屋で働き、横浜へと渡ってきた人物で、
それまで、西洋に比べ品質が劣るとされていた日本の生糸産業が、
富岡製糸場をきっかけに、日本の殖産産業として発展し、
絹織物が世界中に輸出され、日本の経済成長、そして横浜の都市の成長を
支えてきました。お互いに、生糸を通じて支えあってきたとも言える
リヨン市と横浜市は、1959年に姉妹都市提携を結びました。
リヨンをイメージして作られた場所が、横浜にあります。
港北区のトヨタの工場、そして物流拠点であった跡地に、
2007年オープンした「トレッサ横浜」です。
建物は道路を挟んで北と南に棟が別れていますが、
道路をローヌ川・ソーヌ川に見立てて
北棟がリヨンの旧市街地、南側が新市街地の町並みを再現しているのだそうです。
北棟のリヨン広場には、リヨン市の紋章であるライオンのオブジェがあり、
2004年に行われた「リヨン・ビエンナーレ」で60体が製作されましたものが、
トレッサ横浜のために、61体目として作ってもらったのだそうです。
そしてライオンの水飲み場やレリーフ、マンホールなども
リヨンで作って取り寄せ、壁に書かれた「だまし絵」も、
リヨンからアーティストを呼んで描いてもらったものなのだそうですよ。
身近にリヨンに親しめる場所もありますが、フランス月間にはさらに
リヨンをテーマにしたイベントもおこなわれるので、参加してみてくださいね。
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