浜っ子道場182「浜ぶどう」
今年も浜なしの季節がやってきました。
浜なしは、直売でしか買う事ができず、お値段も少々高価であり、
味は絶品であることから「幻の梨」といわれていますが、
梨と同じくに実りの季節を迎えるぶどうも、
横浜で収穫されています。
その名も「浜ぶどう」。
「浜ぶどう」は,横浜で栽培されている大粒種を中心としたブドウの総称で、
横浜ブランド農産物に認定されています。
浜ぶどうも浜なし同様、直売でしか手に入らない希少なもので
お値段も少々高価。ですがとてもあまいと評判のぶどうで、
やはり「幻のぶどう」といわれています。
主な産地は港北区、都筑区、緑区、瀬谷区、戸塚区、泉区、港南区。
統計によると、平成18年の栽培面積は12ha、生産量は64t。
昭和54年の栽培面積は3ha、生産量は29tだったそうですが、
それからゆるやかですが生産は増えつづけています。
「浜ぶどう」は、高級品種が中心のため、栽培は難しいそうですが、
若手の生産者を中心に生産が増えているのだそうです。
主な品種は、巨峰(きょほう)、藤稔(ふじみのり)、
竜宝(りゅうほう)、紅伊豆(べにいず)。
「巨峰」は言わずと知れた「ぶどうの王様」。
大粒の黒い品種で、甘さ、酸味、とても上品な香りと人気がありますね。
もともとは伊豆半島、中伊豆町で生まれた品種で、
伊豆長岡温泉の宿泊客の宴席に出して、人気がでたことから広まり、
その名は、伊豆半島から見える山「富士山」に由来します。
「藤稔」は神奈川県藤沢市生まれ。
これも黒くて大粒の、ピオーネに井川682を交配した
青木さんが育成したという登録品種。巨峰より大粒で、
肉質はやわらかくて果汁も多い種なしぶどうで最近人気急上昇の品種。
皮が薄いため とても割れやすく、粒が抜けやすいため輸送には
向かないそうで、直売ならでは味わえるぶどうではないでしょうか。
それにたいして赤いブドウであるのが「竜宝」と「紅伊豆」。
これも「幻の葡萄」の異名をもっている赤系大粒ぶどう「竜宝」は、
山梨県南巨摩郡竜王町で開発された品種。
果肉は軟らかく多汁で、糖度18%位の甘いブドウで、
これも粒が抜けやすいので、直売向き。
「紅伊豆」は山梨県甲府市の三沢波平さんが発見した品種で、鮮やかな紅色。
果肉は軟らかく多汁で、皮離れが良く、糖度19〜20%の甘味の強いぶどう。
巨峰より一回り大きな粒のピオーネの粒が20g位なのにたいして、
紅伊豆は30g〜40gという大きな品種です。
やはり、これも粒が抜けやすいので直売向きの品種なのだそうですよ。
このように代表品種をみてみると、大粒で甘いのだけど柔らかく、
輸送には不向きだけど、直売向きというものばかり。
横浜の生産スタイルにあったものばかりなのですね。
今年はあまり食べる機会のない、おいしい地元産のぶどうを
買いにでかけてみてはいかがでしょうか。
中には、早くから並ばないと買えない所もあるようです。
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