« とろとろ湯豆腐の素 | トップページ | ジャズプロムナード »

浜っ子道場189「神奈川近代文学館」

秋も深まってきました…
芸術の秋、食欲の秋、秋に楽しめるものはたくさんありますが、
文学の秋はいかがでしょうか。
中区の港のみえる丘公園の中には、「神奈川近代文学館」があります。
神奈川近代文学館は、1984年に開館。建設費を約25億円かけ、
さらに1994年には、本館と展示館の間を約20億円かけて増築。
地上2階、地下3階建てで、本館の地下部分と、増築部分の地下も所蔵庫となっています。

これだけの金額をかけて建てられた建物は、耐震構造のビルよりも25%増の耐震設計。
資料館として、尾崎一雄文庫、中村光夫文庫など個人の作家、
収集家の業績を顕彰したコレクションのほか、神奈川ゆかりの多数の作家の肉筆資料、
書籍類、文芸雑誌を中心とした膨大な数の雑誌を収集し、
2006年度の時点で図書約42万冊、雑誌約42万冊、
肉筆資料約16万点を所蔵しているということから。
また耐火にも優れ、天井、壁などは、不燃、難燃材を用い、
万が一の出火にも監視、消火設備を整えています。
又、屋根、壁なども二重仕上げの耐水構造です。
高台にあるので地下水害の可能性は低いのですが、地下からくる湿気も遮断。
資料室は24時間空調で重要書類、資料の変質を防ぐように作られています。

これらに資料は、インターネットによる所蔵情報の公開も行っていて、
近代日本文学の専門の資料館として発展を続けています。

また展示館としては、大衆文学、児童、詩歌などジャンルごとの大規模展示をはじめ、
夏目漱石、芥川龍之介、泉鏡花、有島三兄弟、武者小路実篤、川端康成、
太宰治、吉川英治、山本周五郎など個人作家の展示、鎌倉、横浜、川崎など
神奈川を地域別に区分けした文学散歩の展示など50回以上の企画展を開催し、
常設展示も含めて、文学の展示活動をしています。

第1展示室では、常設展「神奈川の風光と文学」として、
神奈川ゆかりの25人の文学者をそのゆかり作品を中心に展示。
漱石山房書斎コーナー、文学散歩地図模型など。

神奈川の風景と、その作品と…私はあまり文学に詳しくないのですが…
そんな私でもとてもわかりやすく展示してあります。

第2、3展示室は、常設展「文学の森へ 神奈川の作家たち」として
神奈川にゆかりが深く、多くの人々に親しまれた作家たちの生涯と
代表作を3部構成でしていますが、企画展開催時は、企画展示室として使用されます。

ちなみに、11/15までは、日本の探偵・推理小説界を確立した巨人、
江戸川乱歩の生涯と作品を紹介する展覧会「大乱歩展」を開催中です。

さて、中の展示や資料でたくさんの文学者に触れる事ができますが、
私がおすすめなのは建物の外観。街路灯はペン先の形をし、扉の格子状の部分は
よく見ると原稿用紙のマス目のかたちをしているんですよ。
また、文学館の前の桜の木には、「芸亭(うんてい)の桜」という
名前がついています。芸亭とは、奈良時代の日本最初の図書館の名前。
芸(うん)とは、本をかじる虫を防ぐ香草の名前だそうです。

中には喫茶室もあるので、文庫本を片手におでかけしてみてくださいね。

|

« とろとろ湯豆腐の素 | トップページ | ジャズプロムナード »

「横浜・浜っ子道場」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/76508/46567021

この記事へのトラックバック一覧です: 浜っ子道場189「神奈川近代文学館」:

« とろとろ湯豆腐の素 | トップページ | ジャズプロムナード »