浜っ子道場203「ジェラール瓦 」
浜っ子の、浜っ子による、浜っ子道を究めるためのコーナー、ハマっ子道場Z!
「浜っ子」なら、知っておきたい基礎知識を伝授しましょう。
横浜都市発展記念館では、1/23から「西洋館とフランス瓦」という
企画展が始まっています。
フランス瓦とは、どんなものでしょうか。
徳川幕府とつながりを持ったのは、フランスであったため、
幕末に入ってきた技術は、フランスのものも多く、
横浜はフランスとの縁も深いですね。
開港されてから、外国人が建て始めた家や、商館などの建物には、
煉瓦が使われていましたが、舶来品に頼らざるえなかったため、
品不足で困っていたのだそうです。
幕末に来日したフランス人実業家アルフレッド・ジェラールは、
良質のわき水を外国船に売り、
船舶給水業をいとなんでいました。
今でも水の湧く「水屋敷」が残っていますが、その現在の山手の元町公園一帯に、
1873(明治6)年、日本で初めて西洋瓦とレンガ工場を建設し、
成功した人物でもありました。
ジェラールの工場は蒸気機関を備えた近代設備を誇り、彼の名前を刻んだこの瓦は、
フランス瓦、ジェラール瓦とよばれ、山手の外国人の家や、
商業地域である山下町の商館などに用いられました。
ジェラール瓦は評判をよび、偽物も登場したのだそうで、
ジェラールが居留地の新聞に
「自分の名前が入った瓦以外は、偽物であるので気をつけるように」
という広告を載せたことがあったのだそうです。
フランス瓦は、ストレート型(長方形)で、上下左右につめ状の凹凸をつけ、
相互を噛み合わせながら瓦桟に引っ掛けて葺き上げていくという技法に
特徴があるのだそうです。
現在残っているジェラール瓦で最も古いものは、
1873(明治6)年のものだそうですよ。
レンガづくりの建物は、関東大震災でその多くが倒壊してしまいましたが、
中華街のある山下町からもジェラール瓦が発掘されています。
また、元町公園プール管理棟の屋根の一部分には、ジェラール瓦が使用されています。
このように活躍した実業家、ジェラールの出身地はフランスの北東部に位置する
中世から栄えた古都、ランス。
1837年にパン屋の息子として生まれ、20代前半の1863年ごろ横浜にわたり、
財を成し、そして故郷に錦を飾り、晩年は金利生活者として
悠々自適の生活をおくられたそうです。
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コメント
はじめまして。ハマっち!からお邪魔させてもらいました。
アクセスしてからいきなりルパンが現れ、掃除機でブログを盗まれてしまいました(驚愕)
凄い仕掛けでビックリしたけど、楽しかった
です(^^)
昔の横浜の歴史に「フランス瓦」なる物があったのですね。ずっと横浜に住んでいながら初めて知りました。
山手や元町と聞くとキリンビールの工場があったイメージばかりでしたが、意外な歴史を知る事が
出来て良かったです。
またお邪魔させてもらいますね。失礼しました
m(_ _)m
投稿: あっきー | 2010/01/31 23:59
あっきーさん、初めまして。
浜っ子仲間さんですね。
ルパンが失礼しました。
横浜は、私も知れば知るほど知らない事ばかりです。
今後ともよろしくお願いいたします。
投稿: ばっぴ | 2010/02/01 08:45